ブログ - 出雲大社の大遷宮 壮大な甦りの儀式出雲大社の60年ぶりの大遷宮、 今年5月に盛り上がりましたね! 今年は、伊勢神宮の式年遷宮と、出雲大社の大遷宮が 重なる年ということで、多数のメディアで取り上げられて 神社ブームが起きているようです。 そこで今日は、出雲大社の大遷宮についてご紹介します! ■遷宮とは、壮大な「よみがえり」の儀式 遷宮とは、長い時間の経過した社殿を修造して、 ご神体に再びご鎮座いただく大祭です。 リフレッシュした社殿とともに ご祭神が鎮座された時を再現して、原点に立ち返る。 壮大な「原点回帰」「よみがえり」の儀式です。 それにより、 ・永続的にご神気を保ち続ける ・社殿の老朽化を防ぎ、再生再新する ・伝統技術や文化を後世まで伝承する などの意味があります。 神社に関わる人や私たちにとっても、 遷宮を通して、 ====================== 「本来の自分」に立ち返り、新しく生まれ変わる力や ご縁を授かる機会、になります。 ====================== きずなの大切さを再認識する場、 と言えるかもしれませんね。 ▼今年2月の出雲大社。仮殿でした。 ■大舞台は一生に一度きり!伝統建築や神楽舞の晴舞台 テレビで、出雲大社での60年に一度の大舞台に挑む 神楽舞の舞台裏を特集していました。 伊勢神宮の式年遷宮では、20年に一度の機会があるので 伝統建築や神楽舞の職人ワザの伝承にメリットがあります。 1回目は若い駆け出しの時期、2回目は中堅として、 3回目は匠の技と心意気を後輩に伝承する立場として、 回を重ねることができる訳ですね。 ところが、出雲大社の大遷宮は、 60年に一度なので、一生に一度きり。 匠の師匠も、駆け出しの後輩も、 共に一度きりの大舞台となる訳です。 大舞台までの舞台裏では、先輩が後輩に 「一度きりの舞台の重みを理解する」「気持ちで表現する」 ことを一所懸命に伝えていました。 遷宮に関わることで、「キズナ」が結び直される… とってもいいシーンでしたよ!
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