ブログ - 神社・パワースポット情報カテゴリのエントリ昨日に引き続き、 出雲大社の60年ぶりの大遷宮をご紹介します。 今日は、伊勢神宮と出雲大社の 遷宮の違いについてご紹介します。 ■伊勢神宮と出雲大社の遷宮の違い 20年に一度、決まった周期で遷宮を行います。 20年ごとの比較的短い周期で遷宮を行うので 予め東西に2つ分の敷地が用意してあり、 東・西を遷し替える形で、 20年ごとに全く新たな社殿を建立します。 対して出雲大社の遷宮は、「随破遷宮」といって 損傷が進んだ60~70年に一度行います。 そして、ご神体を仮殿に遷して社殿を修造し、 再び元の社殿にご鎮座いただく形です。 伊勢神宮の式年遷宮は、今年が終わっても 生きている間にまた1・2回見られるかもしれませんが、 出雲大社の大遷宮は、今回を逃せば2度と見られない、 一生に一度きりの特別な機会ですね。 ちなみに、伊勢神宮の式年遷宮は、 日本の総氏神だけあって、規模感がかなり別格です。 ・内宮・下宮だけでなく、別宮全てを遷宮。 ・木やお米をはじめ、遷宮・祭祀に用いる神饌の多くやその器を 自給自足で作っている。200年後の遷宮に使うための木を、 今から植林しているそうです。オドロキですね! ・火起こしから、古代のやり方をやり続けている。 遷宮の時だけでなく、毎日行われている朝夕神事でも、です。 =============== 総事業費は、なんと550億円!! =============== ・・・もはや国家事業ですね。 今年10月の伊勢神宮の式年遷宮は さらに(格段に)規模が大きいので、 今夏ごろからとっても大きな話題に
出雲大社の60年ぶりの大遷宮、 今年5月に盛り上がりましたね! 今年は、伊勢神宮の式年遷宮と、出雲大社の大遷宮が 重なる年ということで、多数のメディアで取り上げられて 神社ブームが起きているようです。 そこで今日は、出雲大社の大遷宮についてご紹介します! ■遷宮とは、壮大な「よみがえり」の儀式 遷宮とは、長い時間の経過した社殿を修造して、 ご神体に再びご鎮座いただく大祭です。 リフレッシュした社殿とともに ご祭神が鎮座された時を再現して、原点に立ち返る。 壮大な「原点回帰」「よみがえり」の儀式です。 それにより、 ・永続的にご神気を保ち続ける ・社殿の老朽化を防ぎ、再生再新する ・伝統技術や文化を後世まで伝承する などの意味があります。 神社に関わる人や私たちにとっても、 遷宮を通して、 ====================== 「本来の自分」に立ち返り、新しく生まれ変わる力や ご縁を授かる機会、になります。 ====================== きずなの大切さを再認識する場、 と言えるかもしれませんね。 ▼今年2月の出雲大社。仮殿でした。 ■大舞台は一生に一度きり!伝統建築や神楽舞の晴舞台 テレビで、出雲大社での60年に一度の大舞台に挑む 神楽舞の舞台裏を特集していました。 伊勢神宮の式年遷宮では、20年に一度の機会があるので 伝統建築や神楽舞の職人ワザの伝承にメリットがあります。 1回目は若い駆け出しの時期、2回目は中堅として、 3回目は匠の技と心意気を後輩に伝承する立場として、 回を重ねることができる訳ですね。 ところが、出雲大社の大遷宮は、 60年に一度なので、一生に一度きり。 匠の師匠も、駆け出しの後輩も、 共に一度きりの大舞台となる訳です。 大舞台までの舞台裏では、先輩が後輩に 「一度きりの舞台の重みを理解する」「気持ちで表現する」 ことを一所懸命に伝えていました。 遷宮に関わることで、「キズナ」が結び直される… とってもいいシーンでしたよ!
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