風水・龍脈とパワースポット
風水では、大きな山や山脈から大地のエネルギー(気)が放出すると考え、
その
強大なエネルギーの流れを龍に例えて「龍脈」と呼びます。
その龍脈上でエネルギーが留まる地形になっている場所を「龍穴」
と呼びますが、これが狭義の
パワースポット=大地の気がみなぎる場所のことです。
大昔の人は、日本神話で語られる神様ゆかりの土地に
古社を鎮座させていたり、
(不思議なことに、これが龍穴にある場合も多いのです)
中世になると、強力な龍穴として昔から知られている土地や、
陰陽師・風水師に点穴(龍穴を探し出すこと)によって龍穴を把握させて、
その地に遷都したり、主要な神社を建てたので、
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龍穴パワースポットの殆どは、有名な神社仏閣
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である訳です。
大昔の人は、大自然の恵みや脅威と一蓮托生の暮らしを
していたので、太陽・月・海・山や木火土金水など
大自然とそれから派生するあらゆるものを神様とみて、
信仰してきました。
大自然を神様に見立てた天地創造や国造りの話は、
古事記や日本書紀に登場する日本神話によく現れています。
それで、パワースポットのような有名神社に限らず、
地域で一番「気」のよい風水地形の土地に、
大自然を模したミニチュア版ともいえる「神社」を建てて
大自然神や土着の神様をお祀りしたのですね。
日本の神社や神道は、
元々が古代の大自然信仰から来ています。
日本は島国ということもあり、他国の植民地支配や、
キリスト教などの一神教による排他的な宗教支配を
今まで一度も受けずに来たので、
古代からの素朴な自然信仰文化の流れが、
今なお生き続けているのですね。
(世界的にも超稀有な国家・民族文化です。)
本当の神社好きの人は、大自然好きの人が多いなと
個人的に感じている今日このごろですが、
その辺りから来ているのかもしれませんね。