戸隠神社のパワースポット
戸隠神社の概要(長野県長野市)
●「天岩戸開き」の神々が祀られる、日本最高峰の聖地の一つ
戸隠山は、天照大御神が隠れた天岩戸が飛んできたとされる地。神仏習合時代は、「三千坊三山」と高野山・比叡山と並び称される修験道の霊場でした。
奥社(本社)・九頭龍社・中社・火之御子社・宝光社の5社からなります。世界に光を取り戻した「天岩戸開き」の神々が祀られる、日本最高峰の聖地の一つです。
●日本屈指の浄化・自己覚醒パワースポット
自己覚醒・人生開運を願う方は、5社全ての参拝で運気のバランスがとれるので、宝光社→火之御子社→中社→奥社・九頭龍社の順で参拝されるとよいですよ。
全て廻る時間のない方も、奥社・九頭龍社と中社へは、ぜひご参拝下さい。
●ご祭神
【奥社】(おくしゃ、本社):天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)
天照大神が隠れた天岩戸を無双の神力でこじ開けた、大力・スポーツ必勝の神。
【九頭龍社】(くずりゅうしゃ):九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)
戸隠山の地主神、物事を現実化させる高級龍神。
生命の源の「水」を司る、雨乞い・縁結びの神。
【中社】(ちゅうしゃ):天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)
神の知恵・学問の神。思考・知恵の神格化。
天岩戸を開く方法を次々考え出した「天界の知恵袋」。
数多の神々の思慮を一柱で兼ね備える、知のスーパースターの神様です。
【火之御子社】(ひのみこしゃ):天鈿女命(あめのうずめのみこと)
芸能・舞楽・人を惹き付ける対人魅力の女神。
天岩戸の前で神懸りして舞踊り天界を涌かせた、神々を和ませる芸人の祖。
(配神)・高皇産霊命(たかむすびのみこと)…造化三神、高木・創造を神格化したムスビの神
・栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)…高皇産霊命の娘神、天孫ニニギ命の母神
・天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)…栲幡千々姫命の夫神、天照大御神の子神
【宝光社】(ほうこうしゃ):天表春命(あめのうわはるのみこと)
中社・オモイカネ命の子神。開拓・学問・安産の神、女性・子どもの守り神。
●ご利益
日本屈指の浄化パワーで、人生の開運・自己覚醒をもたらす、龍穴パワースポットです。
(大地のエネルギーがみなぎる場所)
・強力な浄化・生命力アップ:
戸隠連山からくる日本屈指の気場のパワーが、悪い気や心を浄化し、生命力を活性化します。
・自己覚醒:
自我や意識で覆われた殻を破り、本来の光や才能に気づき、自分の道を見きわめ、
新しい自分を創る。天岩戸開きには、「自分の心の岩戸を開く」という神意があります。
・人生の開運・大願成就に必要なパワー:
5社の神々が、自己覚醒の行動力・実現力、知恵・アイデア、魅力・存在感をもたらします。
戸隠神社の強力パワースポット地点
山奥深い2kmの参道を歩いて行く奥社エリアが、日本屈指の龍穴パワースポットです。
その他、5社ごとの強力パワースポット地点をご紹介します。
●宝光社(ほうこうしゃ)
戸隠神社5社のうち、麓から一番近い場所にあります。戸隠神社は、まずここから参拝します。
宝光社は、春のような喜びや楽しみをもたらし、心が浄化されるスポット。
ウワハル命の優しい気に満ちています。
神仏習合時代の寺院建築の面影を残す、貴重な社殿です。
★石段の参道
パワーの強いうっそうとした杉木立の中、約270段の急な石段の参道を上ります。
この石段の参道が、宝光社のパワースポット。
●火之御子社(ひのみこしゃ)
アメノウズメ命の芸能や人を惹き付ける対人魅力アップのスポット。
小さいながら心地よい気に満ちています。
奥社や中社ほど訪れる人は多くないですが、魅力アップを願う女性や芸能関係者が訪れています。
他の4社の神仏習合時代も、火之御子社だけは一貫して純然たる神社でした。配神として、皇室・朝廷と関係の深い神々が祀られています。
★夫婦杉(二本杉)
社殿左奥にある、二股のねじれた杉の木。
パワースポットでよく見られる現象です。
●中社(ちゅうしゃ)
オモイカネ命の知恵・アイデアの部分、
心を沈静化し、自分の道を見きわめる視点をもたらすスポットです。
★三本杉
樹齢800年の三本杉が3ヶ所あり、鳥居周辺に正三角形状に配置されています。
手水舎近くにある三本杉はパワーがあります。
★社殿右奥の滝
中社は心を浄化する陰の気が強く、社殿右奥の滝には強い浄化パワーがあります。
ここで心静かに瞑想して、せわしない日常で溜まったケガレを落とすとよいですよ。
運気を安定させる効果もあります。
●奥社 (おくしゃ)
奥社・九頭龍社は、日本屈指の強力パワースポット。
タヂカラオ命の「天岩戸をこじ開ける」に象徴される、自我や意識で覆われた殻を破り、人生を変える行動力・実現力をもたらすスポットです。
天岩戸開きの「自分の心の岩戸を開く」という神意の中核にあたります。
★奥社参道の杉並木
奥社へは、戸隠古道の山奥深い2kmの参道を歩いていきます。ゆっくり歩いて40分ほど。
参道の中間地点にある随神門。神仏習合時代は仁王門で、仁王像が祀られていました。
随神門から先は、樹齢400年の巨杉が両脇にそびえ立つ並木道で、日本屈指の龍穴スポット。
戸隠連山からくる強力な生気で、溜まった毒素を浄化・生命力を活性化し、人生の開運・大願成就に必要なパワーをもたらしてくれます。門を抜けてすぐの杉並木は、特に強いスポットです。
杉並木の参道左右は、かつて子坊が立ち並んでいた跡地で、清々しい気に満ちた場所があります。
参道後半は、絶壁のように前方にそびえる戸隠連山の生気を受けながら、険しい石段を10分ほど登ります。聖地を守る険しさですね。歩きやすい靴でどうぞ。
ここは九頭龍さまの土地なので、晴れた日でも急に雨が降ることがよくあります。歓迎・浄化の雨なので、雨が降ったらむしろ気持ちよく行きましょう。
★一龕龍王祠
種池の水を汲んで祈願すると、恵みの雨が降るといわれる「種池」の主を祀った祠。
奥社参道入口の鳥居をくぐってすぐの場所にあります。(種池は戸隠の山奥にあります)
★飯縄社(いいづなしゃ)
健康運アップのスポット。戸隠にほど近い飯縄山の神様を祀る、奥社の摂社です。
奥社参道後半、石段途中の左手にあります。
【ご祭神】飯縄明神(飯縄権現)
忍術の修験道場だった飯縄山(飯縄神社)の、山岳信仰・神仏習合の神。上杉謙信、武田信玄をはじめ、戦国武将が信仰した戦勝の神です。戸隠山の九頭龍様に対して、こちらは天狗様です。
ここでは、飯縄権現の真言 「オン チラチラヤ ソワカ」を唱えるとよいですよ。
★奥社 本殿
本殿背後は戸隠山の絶壁。戸隠連山を見上げると、強い生気をもらえます。
天岩戸に象徴される、特殊な岩が持つエネルギースポットでもあります。想いの念が増幅されやすく、祈りがよく通る場所なので、自分の素直な願望をはっきりと念じて祈るとよいですよ。
●九頭龍社(くずりゅうしゃ)
九頭龍神の「現実化」の部分、物事を実現化させる「荒魂」のパワーをもたらすスポットです。
荒魂(あらみたま)は、神の魂のより始原的な「荒ぶる魂」そのもの。その荒々しさから、新しい物事を生み出すエネルギーや強い生命力を内包している魂です。
人生の開運に必要な、現実行動を後押ししてくれます。
★九頭龍社 本殿
戸隠神社の創建(紀元前210年)前から、地主神として祀られていた戸隠最古の神社で、奥社(本社)のタヂカラオ命を迎え入れたとされます。戸隠山には戸隠三十三窟といわれる洞窟があり、本殿から右上にある磐座上まで続く廊下が「龍窟」にあたります。
また、虫歯や歯痛のある人が、九頭龍さま好物の梨をお供えして「一生梨を食べない」と誓えば(!!)効果があるという言い伝えも。
★八水神
奥社の右脇には小さな滝が流れていて、その下には八水神が祀られています。
八水神へは、奥社の手水舎手前の右手下から行けます。
★奥社と中社のおみくじ
奥社と中社のおみくじは、年齢を告げると、神職の方が祝詞をあげて引いてくださいます。
●鏡池 (かがみいけ)
心が洗われる瞑想スポット。
九頭龍大神が棲むとされます。
戸隠連山が逆さ絵のように映り込む、鏡のように美しい池です。
中社から奥社へ向かう途中、左側に山道を入っていくとあります。
日本屈指の聖地・戸隠神社をより深く理解するために
●戸隠神社と天岩戸伝説
戸隠神社の神意は、日本神話の「天岩戸(あまのいわと)伝説」を理解するとよくわかります。
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スサノオ命の天界での乱行で、天岩戸の洞窟に身を隠してしまった天照大御神。
太陽神が隠れて光を失い、世界が暗闇に包まれ困った八百万の神々が天安河原に集まり、洞窟から出てもらおうと相談する…
日本神話の有名なシーンです。このとき活躍された岩戸開きのヒーローの神々が、戸隠神社に祀られる神々です。
オモイカネ命(中社)が、神の知恵で岩戸から出てもらう様々なアイデアを出して方向を定め、アメノウズメ命(火之御子社)が、神懸りして舞踊り、八百万の神々を魅力で涌かせ、岩戸を開かせ、タヂカラオ命(奥社)が、天照大御神の手を取り、大力で外へ引き出し、岩戸を放り投げる。
神々が自らの才能を生かした、見事な連係プレーをなされます。
この神話には「自分の才能を生かし、心の扉を開いて、世界の光を取り戻す」という“自己覚醒”のテーマが内包されています。戸隠山は、かつて日本の代表的な修験道の霊場でしたが、「戸隠で自己覚醒」のテーマは、今の私たちにも通じています。
●冬にご神気が再生されるパワースポット
山深い場所にある奥社・九頭龍社エリアは、冬の約4ヶ月間、完全に雪に閉ざされます。
夏の間は大勢の参拝者が訪れますが、冬の間に外界との接触を断つことで完全に浄化され、強力な気場のエネルギーが再新再生されます。
これにより、今も太古の昔と変わらない強力なご神気が保たれ、稀有な聖地であり続けています。
●戸隠の九頭龍伝承
他地域の九頭龍伝承と同じく、暴れて悪さをする九頭龍を修行僧が岩戸に封じ込めたという伝承があります。
九頭龍さまは、山々から湧き流れる水を象徴する神様。森に生命を吹き込む生命の源、人々を助ける雨乞いの水神でもあれば、嵐の濁流で里を飲み込む、畏怖すべき存在でもある訳です。
また、日本三霊山の富士山・白山・立山の近くには、それぞれ九頭龍伝承があります。
(富士山は箱根・芦ノ湖、白山は九頭龍湖、立山は近くの戸隠)
九頭龍さまは、聖地を守りバックアップしている守護神ともいえます。
戸隠神社の基本情報
所在地 |
〒381-4101 長野県長野市戸隠3506 |
電話番号 |
026-254-2001 |
アクセス |
・【電車】JR「長野駅」よりバス約1時間
(長野駅7番乗り場から川中島バス「バードライン経由戸隠高原行き」乗車)
・【自動車】上信越自動車道「長野IC」より約1時間、「信濃町IC」より約30分 |
駐車場 |
無料 |
主祭神 |
奥社:天手力雄命、九頭龍社:九頭龍大神
中社:天八意思兼命、火之御子社:天鈿女命、宝光社:天表春命 |
創建 |
孝元天皇5年(紀元前210年) |
例大祭 |
8月14日~18日 |
ホームページ |
http://www.togakushi-jinja.jp/ |
戸隠神社の地図
戸隠神社の動画