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ブログ - 伊勢神宮の式年遷宮 一生に一度は伊勢詣で

伊勢神宮の式年遷宮 一生に一度は伊勢詣で

カテゴリ : 
日本の神様とご利益
執筆 : 
admin 2013-8-4 7:10
神社人を運営する東條英利さんの神社講座
「今年は式年遷宮!知っておきたいお伊勢さま」

に参加しました。

東條さんは、第40代内閣総理大臣「東條英機」の直系ひ孫で、
「日本の素晴らしさを伝える、教養力向上を」をテーマに
精力的に講演、執筆活動を展開されている方です。


講座は、「お伊勢さま」について。

日本の最高神・天照大御神(アマテラスオオミカミ)と
天照大御神を祀る日本の総氏神・伊勢神宮にまつわる
エピソードが満載で、私も初めて聞く話が多くありました。

日本神話と歴史をストーリーで捉えた
独自の視点が非常に面白く、
東條さんのユーモアを交えた軽妙洒脱な語り口で
和やかな雰囲気の中であっというまに過ぎた2時間でした。

面白かった部分をご紹介しますね。


●天岩戸伝説

スサノオ命の天界での乱行により天岩戸の洞窟に
身を隠してしましまった天照大御神。
天照大御神が隠れて太陽の光を失い、天界が暗闇に
包まれ困った神々が、洞窟から天照大御神に
出てもらおうと色々と知恵を絞る…

▼三代豊国「岩戸神楽ノ起顕」 ※パブリックドメインです。

岩戸神楽ノ起顕


日本神話の有名なシーンです。

ここで最後に決定打となったのが、
美女神・アメノウズメ命の神楽舞。

アメノウズメ命が天岩戸の前で踊り、ついには神がかりして、
胸をはだけて腰ひもを解いて裸で舞い踊り、
それを見ていた八百万の神々の笑い声が天界を揺るがし、
天照大御神が何事かと戸を少し開けてみる…

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つまりこれは、「ストリップ」じゃないかと(笑)
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確かに、、
キーワードを強いシンボルワードに置き換えて
コンセプトをくくり直すのはマーケティングの基本ですが、
言霊のパワーって凄いですね (^_^;)

さらにこの話には続きがあって、
女神である天照大御神の興味を惹こうと
美女神・アメノウズメ命に舞を踊らせたということは、
天照大御神は本当に「○○」なのか・・・???

・・・多分、神道界では語ってはいけない
秘中の秘的なテーマです(汗)


●一生に一度は伊勢詣(お蔭参り)

江戸時代にブーム(!?)になった、伊勢神宮への集団参詣で、
数百万人規模のものが、60年周期に3回ありました。

当時は地域のムラ社会の中で厳しい移動制限があり、
庶民が生まれた土地から出ることは殆どできなかった時代ですが、
「お陰参り」というと全てが許されて、
(というよりそのお題目は止める事が許されず)
遠い伊勢まで行くことができました。

奉公人などが主人に無断で、子供が親に無断で伊勢詣、
などもあったそうで、「抜け参り」とも呼ばれるゆえんです。
移動制限の時代に、考えられないですね。

▼歌川広重「伊勢参宮・宮川の渡し」 ※パブリックドメインです。

伊勢参宮・宮川の渡し


そして、伊勢詣の道中・道後を楽しみながら、
京都の祇園に寄って舞妓さん遊びをしたり…

伊勢詣という信仰もありつつ、
旅行の方がメインの目的っぽいですね(笑)

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つまりこれは、伊勢詣が
庶民の憧れの「旅行手形」だった
ということ。
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大金を持たなくても信心の旅ということで
沿道の施しをうけることができた時期もあったそうで、
当時の庶民にとっては、願ったり叶ったりの
楽しみな旅だったのでしょうね。

有名な弥次さん喜多さんの「東海道中膝栗毛」も
お蔭参りの道中娯楽のお話です。

また、お陰参りは庶民の楽しみの意味だけでなく、
当時、最新情報の発信地であったお伊勢さんで
知識や技術、流行などを知り、見聞を広げるための旅でもあったので、
各地に文化・技術を伝える役割も果たしていたのですね。


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