ブログ - 大宮氷川神社 出雲の神を祀る、首都の縁結び神社大宮氷川神社(埼玉県さいたま市)の ●首都の一宮、氷川神社の総本宮 大宮氷川神社は、約2400年前(伝承)に 出雲大社から勧請したとされる、古社中の古社。 現在の首都・武蔵国の一宮(旧国地域で最も格式の高い神社)。 ※ 東京都・埼玉県(隅田川の西側)、神奈川県(北東部) そして、荒川流域中心に約280社ある、氷川神社の総本宮。 初詣者数全国ベスト10に入り、200万人超が訪れます。 首都に活力とご縁をもたらす、超重要な神社です。
武蔵一宮や出雲など、地域・土地のご縁が強く影響する神社なので 東京・埼玉で生まれた方、在住の方、お仕事をされている方は、 ぜひ優先してお参りを。開運しやすくなりますよ ^ ^ 埼玉(出雲神語の幸魂・奇魂)、大宮(大いなる宮居)の 地名につながる神社でもあります。 ●出雲の家族神を祀る、縁結び神社 “国譲り”により、出雲系の氏族・武蔵氏が この地に移住して開拓したので、 スサノオ命を中心に、出雲の家族神が祀られています。 神社名も、近くを流れる暴れ川の荒川を、 出雲の夫婦・子孫(結婚・愛情)の神様で、 武蔵国の強い土地神様(良縁・人生全般の守護)でもあるので、 縁結び・愛情運や、周囲と協調して発展する仕事運など、 ご縁と人間関係をベースにしたご神意に満ちています。 ●ご祭神 氷川神社に限らずお祀りする神社も多く、 日本のキーとなる神様なので、少し詳しくご紹介します! ★須佐之男命 (すさのおのみこと・夫神) ※大宮氷川神社(男体社)の主祭神 …荒れすさぶ嵐、荒魂(あらみたま)を象徴する神。 日本創生神・イザナギ大神の三貴子の末子で、天照大御神の弟、海原(地上)統治の役割。多面性を持ち、天界では子ども・凶暴・追放→地上では勇猛・知恵・英雄へと成長。 神仏習合時代に牛頭天王(ごずてんのう)と習合。 荒魂は、神の魂のより根源的な「荒ぶる魂」そのもの。 その荒々しさから、 新しい物事を生み出すエネルギーを内包している魂。 それを象徴するスサノオ命は、 道を切り拓く勢い・活力・チャレンジ力、 知恵と創造性でダイナミックな発展をもたらす とっても重要な神様です。 また、失敗から立ち直る力をもたらす、贖罪の神でもあります。 但し、愛をもって厳しい試練を与える ツンデレな神様の面がありますので、 一見さんや他力本願な方にはちょっと冷たいかも。。 何度も参拝したり、ご縁が深くなってくると 強力なパワーをもたらしてくれますよ♪ ★稲田姫命 (いなだひめのみこと・妻神) ※氷川女体神社(女体社)の主祭神 …稲田を象徴する女神。 アシナヅチ命・テナヅチ命の末娘。手足を撫でるように大事に育てられた、稲田の意。スサノオ命に助けられ、須賀(現・出雲の須賀神社)で結婚。 ヤマタノオロチ(曲がりくねった斐伊川の氾濫)を スサノオ命が退治(治水・産鉄民を平定)して、 稲田姫命(飲み込まれる稲田)を救う神話です。 スサノオ命は、穀物の種を持って地上に降り、稲田の女神と結婚。 つまり、地上に稲作をもたらし、豊かな農業国を創った神。 縄文から弥生時代への劇的な変革を彷彿させますね。 スサノオ命と稲田姫命は、日本神話で最も仲睦まじい夫婦神。 結婚運・家庭運をもたらす、縁結びの代表的な夫婦神です。 活力あるやんちゃな“種”と それを包み育む“田”の夫婦なので、相愛なのは当然ですよね♪ また、稲田姫命との結婚で日本初の和歌を詠み、 稲作と合わせて、文化の礎を築いた神様です。 ★大己貴命 (おおなむちのみこと・子孫神) ※中山神社(簸王子社)の主祭神 …大いなる大地を象徴する、心優しき縁結び・協調・国作りの神。 スサノオ命の6世の子孫。神仏習合時代に大黒天(ダイコク様)と習合。スサノオ命から与えられた試練を乗り越えて強さを手に入れ、 大国主命(大いなる国の主、国土経営の神)となる。国譲りの後は幽界の主に。 以下の多くの別名を持つ神です。 名前の違いは、神の働き(ご神徳)の違いを表します。 ・大己貴命(同意名に、大穴牟遅神、大穴持命、大名持神、大汝命) ・大国主神(大国の王の意味) ・八千矛神・葦原色許男神(武神・強い男の意味) ・大國魂大神・宇都志国玉神(国の魂・開拓神の意味) ・幽冥主宰大神(幽冥界の主の意味) ・所造天下大神・杵築大神(出雲大社の旧名・杵築大社の神) ・大物主神(大国主神の和魂) 表の世界(顕界)に表れるコトは、 恋愛も・結婚も・仕事も・お金も・家庭も・人間関係も 結局裏側(幽冥界・お陰さま)ですべてつながっているので、 裏側を統率する大国主命が、男女の縁に限らず あらゆるご縁を結ぶ縁結びの神様、となる訳です。 * * * * * 次回は、大宮氷川神社のもう一面、 見沼の縄文の神・アラハバキ神にまつわる トラックバック |