神社参拝の正しい作法の2回目は、「手水」の作法です。
正しい作法はちょっと細かいので、
慣れないと難しく思うかもしれませんが、
意味を正しくとらえれば、流れるように自然にできますよ (^^
■手水の作法 ~ 手水で心身を清める
参道に手水舎(てみずしゃ、ちょうずや)があります。
これは、心身のケガレを祓い清める「禊祓(みそぎはらえ)」の
儀式を簡略化したもので、神前に参拝する前に心身を清める作法です。
イザナギ命が黄泉の国から戻ったときに
水に浸かって禊祓をしたのが起源ですね。
昔の人は清流の川や湧き水に全身浸かって心身を清めていましたが
(その場所を御手洗場(みたらし)といいます)
それに代わるものとして、手水舎でミソギをしている訳ですね。
★手水のポイント
・一連の動作は、ヒシャクにすくった「一杯の水」で行います。
二度汲みはしません。
・ヒシャクに直接口をつけてはいけません。
ヒシャクに直接口をつけるのは「杓水」といい無作法とされます。
●1.左手を清める
手水舎の前で浅く一礼します。
右手でヒシャクを持ち、水がたまった水盤から水を汲みます。
左手に水をかけて洗い流します。
●2.右手を清める
ヒシャクを左手に持ち替え、右手に水をかけて洗い流します。
再びヒシャクを右手に持ち替えます。
●3.口をすすぐ
左の手のひらに少量の水をため、それを口に含んですすぎます。
左手にもう一度水をかけて、洗い流します。
●4.ヒシャクの柄を洗い流す
ヒシャクの柄を下にして立て、ヒシャクに残った水で柄を洗い流します。
ヒシャクを元の位置に伏せて戻します。
最後に、手水舎の前で浅く一礼して終わります。
濡れた手は持参したハンカチやタオルできれいに拭きます。
次回は、「拝礼(二拝二拍手一拝)」の正しい作法を紹介します。
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