ブログ - 神社・参拝の基礎知識カテゴリのエントリパワースポットとは、 良い「気」に満ちたエネルギースポット(気場) のこと。 「大自然の気がみなぎる場所」にあり、 その場にいるだけで、清々しい元気や癒しなど 精神的なパワーををもらえる場所のことです。 そして、パワースポットの多くは、自然豊かな神社です。 なぜでしょうか? それには3つの要素があります。 ●1. 風水上の「龍穴」 …大地のエネルギー 山(祖山)から流れ出る 大地のエネルギー(龍脈)が噴き出す場所が「龍穴」です。 大昔の人が重要な神社を建立する時に その土地と山の配置や活断層の場所などを鑑みて、 大きな龍穴上に重要な神社を建てたので、 大地のエネルギーがみなぎる場所になっています。 ●2. ご祭神の「ご神気」 …霊的エネルギー パワースポット神社の多くは、 高貴なご祭神とゆかりの地に建てられた神社で、(ご祭神の御魂の) 高貴な霊的エネルギーが集中している場所 でもあります。 そして、このご祭神それぞれの霊的エネルギーが 異なるご利益を与えてくれる源泉になっています。 ちなみに、高貴なご祭神の多くは 「大自然を象徴する存在」です。 アマテラス大御神は太陽、ツクヨミ命は月、スサノオ命は海、 などですね。 これは神社(神道)が、自然と共に暮らしていた 太古からの「自然崇拝」を起源としているからです。 三輪山の大神神社や、那智の滝の熊野那智大社(飛龍神社)など 強大なパワーを持つ山や滝そのものをご神体とする神社もあります。 ●3. よい気場を生み出す「神社の作り」 そもそも神社は「大自然のミニチュア版」でもあるので、 神社を建てる土地や建て方も、風水的な特徴があります。 ・緑豊かな鎮守の森 …大自然の森の恵みそのもの ・背後に山・丘などの傾斜地 …気場をつくる地形 ・綺麗な水が流れる川や水場 …水の恵み&ケガレを清める御手洗 ・しめ縄=雲、前垂れ=雨、紙のシデ=雷、を模したもの などなど。 大自然を模しつつ、その土地が持つエネルギーを包み込むように よい気場を形成するつくりになっています。 こう見ると、神社と大自然のとても深いつながり が見えてきますね。 パワースポットとは、現代の私たちにとって、 =================せわしない日常の中で失った 大自然のエネルギーを充填し直し、 精神的に再生をする場所 ================= とも言えそうですね。 日光のパワースポット紹介で「龍脈・龍穴」の話が出てきたので、 龍脈・龍穴と神社・パワースポットの関係を 説明しておきますね。 風水では、大きな山や山脈から大地のエネルギー(気)が放出すると考え、 その龍脈上でエネルギーが留まる地形になっている場所を「龍穴」 と呼びますが、これが狭義の 大昔の人は、日本神話で語られる神様ゆかりの土地に 古社を鎮座させていたり、 (不思議なことに、これが龍穴にある場合も多いのです) 中世になると、強力な龍穴として昔から知られている土地や、 陰陽師・風水師に点穴(龍穴を探し出すこと)によって龍穴を把握させて、 その地に遷都したり、主要な神社を建てたので、 龍穴パワースポットの殆どは、有名な神社仏閣 ==================== である訳です。 大昔の人は、大自然の恵みや脅威と一蓮托生の暮らしを していたので、太陽・月・海・山や木火土金水など 大自然とそれから派生するあらゆるものを神様とみて、 信仰してきました。 大自然を神様に見立てた天地創造や国造りの話は、 古事記や日本書紀に登場する日本神話によく現れています。 それで、パワースポットのような有名神社に限らず、 地域で一番「気」のよい風水地形の土地に、 大自然を模したミニチュア版ともいえる「神社」を建てて 大自然神や土着の神様をお祀りしたのですね。 日本の神社や神道は、 元々が古代の大自然信仰から来ています。 日本は島国ということもあり、他国の植民地支配や、 キリスト教などの一神教による排他的な宗教支配を 今まで一度も受けずに来たので、 古代からの素朴な自然信仰文化の流れが、 今なお生き続けているのですね。 (世界的にも超稀有な国家・民族文化です。) 本当の神社好きの人は、大自然好きの人が多いなと 個人的に感じている今日このごろですが、 その辺りから来ているのかもしれませんね。
東京・渋谷の國學院大學へ行ってきました。 國學院大學は、神道の研究・教育機関だった 「皇典講究所」を母体とした大学で、 伊勢の皇學館大学とともに、日本最大の神職養成機関です。 神主さんになるには、 これらの大学で神職課程を修了するか(4年または専攻科1年)、 神職養成講習会で神職資格を取得するか(8月の1ヶ月間)、 が主な方法になります。 ちなみに、神職養成講習会は、 短期間で神職を取得できる仕組みですが、 神社への奉職や神職に就くことを前提として 神社の宮司さんの推薦が必要なので、 興味本位の人が簡単には受けられない仕組みになっています。
地域の氏神(うじがみ)神社や鎮守(ちんじゅ)神社は、
有名神社や地域の中核神社と違って、 普段は神職がいない、社務所があっても神社の人は誰もいない という場合が殆どではないでしょうか? そんな氏神神社でも、 神社の方で準備をしている可能性が高い日 があります。 それが毎月1日と15日、 「月参り」の日として参拝にオススメの日です。 朝方に拝殿を開放していたり神職が準備をしている場合があります。 普段人がいなくてなんだか寂しいなと感じたら、 1日か15日に行ってみるといいですよ。 月初や月半ばにその月の決意や祈願(発願)を立てて さあやるぞ!と気合いを入れるのもピッタリですね。 ・・・ というわけで、5月15日の今朝は、 私の自宅の鎮守神社、近所にある氷川神社に参拝に行ってきました。 朝早くの神社はとても気がよく、 鎮守の森のマイナスイオンを浴びて、清々しい気分で一日を過ごせますよ。 鎮守さまのご開運をお祈りして、自分の決意や志を立てるのも忘れずに。 =========================== 遠くのパワースポット神社へは日常的に行くことはできませんが、 自宅近くにあっていつでも行ける守り神、鎮守神社や氏神神社こそ 日々の志を立てて、後押しをいただくにはピッタリな場所です。 =========================== 末社に関東有数のパワースポット神社 「戸隠神社」「榛名神社」が奉られていて、 わが鎮守神社ながら、とっても気分の上がる神社です 「鎮守神社」「氏神神社」って何?何が違うの?については おいおい書いていきますね。 それではまた。
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