ブログ - 最新エントリー6月30日と大晦日は、半年に一度の 大祓(おおはらえ)の日です。 大祓は、半年の間に心身に積もったケガレを祓い清め、 本来の清浄な姿を取り戻し、無病息災を祈るための神事で、 ●大祓詞の全文 大祓式では、神職が大祓詞(おおはらえことば)を読み上げます。 大祓詞(おおはらえことば)は、ちょっと長い祝詞です。 ご興味がある方は、以下に全文を掲載しますので、ご覧下さい。 * * * * * * * * * * 高天原に神留まり坐す。皇が親神漏岐神漏美の命以て八百万神等を。神集へに集へ給ひ。 たかあまはらにかむづまります。すめらがむつかむろぎかむろみのみこともちてやほよろづのかみたちを。かむつどへにつどへたまひ。 神議りに議り給ひて。我が皇御孫命は。 かむはかりにはかりたまひて。あがすめみまのみことは。 豊葦原瑞穂国を安国と平けく知食せと事依さし奉りき。 とよあしはらのみづほのくにをやすくにとたひらけくしろしめせとことよさしまつりき。 此く依さし奉りし。国中に。荒振神等をば神問はしに問はし給ひ。神掃へに掃へ給ひて。 かくよさしまつりし。くぬちに。あらぶるかみたちをばかむとはしにとはしたまひ。かむはらひにはらへたまひて。 語問ひし磐根樹根立草の片葉をも語止めて。天の磐座放ち天の八重雲を伊頭の千別に千別て。 ことどひしいはねきねたちくさのかきはをもことやめて。あまのいはぐらはなちあまのやへぐもをいづのちわきにちわきて。 天降し依さし奉りき。此く依さし奉りし。四方の国中と。大倭日高見の国を。 あまくだしよさしまつりき。かくよさしまつりし。よものくになかと。おおやまとひだかみのくにを。 安国と定め奉りて下津磐根に宮柱太敷き立て。 やすくにとさだめまつりてしたついはねにみやはしらふとしきたて。 高天原に千木高知りて皇御孫命の瑞の御殿仕へ奉りて たかあまはらにちぎたかしりてすめみまのみことのみづのみあらかつかへまつりて 天の御蔭日の御蔭と隠り坐して安国と平けく知食さむ国中に成り出む。天の益人等が過ち犯しけむ。 あまのみかげひのみかげとかくりまして やすくにとたいらけくしろしめさむくぬちになりいでむ。あまのますひとらがあやまちおかしけむ。 種種の罪事は天津罪国津罪許許太久の罪出む此く出ば。 くさぐさのつみごとはあまつつみ くにつつみ ここだくのつみいでむかくいでば。 天津宮事以ちて天津金木を本打ち切り末打ち断ちて。 あまつみやごともちてあまつかなぎをもとうちきりすえうちたちて。 千座の置座に置足はして天津菅麻を本刈り断ち末刈り切りて八針に取裂きて天津祝詞の太祝詞事を宣れ。 ちくらのおきくらにおきたらはしてあまつすがそをもとかりたちすえかりきりてやはりにとりさきてあまつのりとのふとのりとごとをのれ。 此く宣らば。天津神は。天の磐戸を押披きて天の八重雲を。伊頭の千別に。千別て。聞食さむ国津神は。 かくのらば。あまつかみは。あまのいはとをおしひらきてあまのやへぐもを。いづのちわきに。ちわきて。きこしめさむくにつかみは。 高山の末低山の末に登り坐て。高山の伊褒理低山の伊褒理を掻き別けて。聞食さむ。 たかやまのすえひきやまのすえにのぼりまして。たかやまのいぼりひきやまのいほりをかきわけて。きこしめさむ。 此く聞食しては。罪と言ふ罪は在らじと科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く。 かくきこしめしては。つみといふつみはあらじとしなとのかぜのあまのやへぐもをふきはなつことのごとく。 朝の御霧。夕の御霧を。朝風夕風の吹き掃ふ事の如く大津辺に居る大船を。 あしたのみぎり。ゆうべのみきりを。あさかぜゆうかぜのふきはらふことのごとくおおつべにをるおおぶねを。 舳解き放ち。艪解き放ちて。大海原に押し放つ事の如く彼方の繁木が本を。 へときはなち。ともときはなちて。おおうなばらにおしはなつことのごとくおちかたのしげきがもとを。 焼鎌の利鎌以て打ち掃ふ事の如く遺る罪は在らじと。祓へ給ひ清め給ふ事を。 やきがまのとがまもちてうちはらふことのごとくのこるつみはあらじと。はらへたまひきよめたまふことを。 高山の末。低山の末より。佐久那太理に落ち多岐つ。 たかやまのすえ。ひきやまのすえより。さくなだりにおちたきつ。 早川の瀬に坐す。瀬織津比売と伝ふ神。大海原に持出でなむ。 はやかわのせにます。せおりつひめといふかみ。おおうなばらにもちいでなむ。 此く持ち出で往なば荒潮の潮の八百道の八潮道の潮の八百曾に坐す。速開都比売と伝ふ神。 かくもちいでいなばあらしほのしほのやおあひのやしほじのしほのやほあひにます。はやあきつひめといふかみ。 持ち加加呑みてむ。此く加加呑みては気吹戸に坐す気吹戸主と伝ふ神。根国底国に気吹放ちてむ。 もちかがのみてむ。かくかがのみてはいぶきとにますいぶきどぬしといふかみ。ねのくにそこのくににいぶきはなちてむ。 此く気吹放ちては根国底国に坐す。速佐須良比売と伝ふ神。持ち佐須良比失ひてむ此く佐須良比失ひては。 かくいぶきはなちてはねのくにそこのくににます。はやさすらひめといふかみ。もちさすらひうしなひてむかくさすらひうしなひては。 今日より始めて罪と伝ふ罪は在らじと。 けふよりはじめてつみといふつみはあらじと。 今日の夕日の降の大祓に祓へ給ひ清め給ふ事を諸々聞食せと宣る きょうのゆうひのくだちのおおはらへにはらへたまひきよめたまふことをもろもろきこしめせとのる * * * * * * * * * * いつでも聞けますので、ご興味のある方はどうぞ。
↓今日の記事が参考になった方は、クリック投票お願いします (^_^
神社参拝の正しい作法の4回目は、 「参拝時のマナー」です。 神社参拝で開運するために、まず最低限抑えるべきポイントは、 神様に敬意を持って礼を尽くすこと。 敬意や礼儀を尽くす人を加護して応援したくなるのは、 人も神様も同じ。 作法やマナーを守って参拝したいものですね。 ■参拝時のマナー ●しめ縄のついている木や岩には触れない。【重要!】 しめ縄のついている木(ご神木、ひもろぎ)や岩(磐座(いわくら)、磐境(いわさか)は、 神霊が依りつかれる神聖な依代(よりしろ)です。 触れていいとされている場合も稀にありますが、 それ以外は、近づきすぎたり触れてはいけません。 ▼京都・出雲大神宮の強力パワースポット・磐座。 さすがに神聖なこの磐座に触れる人はいないと思いますが… ●ご祭神を呼び捨てにしない。【重要!】 ご祭神の名前を呼ぶときは必ず、 ~命(~ノミコト)、~神(~ノカミ) まで付けた敬称でおよびします。 それがないと、神様を呼び捨て扱い(!) 相手を大事にしないと、自分も大事にしてもらえませんよね。 気づかずにやってしまいがちな過ちなので、 開運のための神社参拝では、特に注意が必要です。 ●参拝は清潔な格好で。 心身を清浄にして神前に参拝するために、 それに相応しい格好が求められます。 正式参拝などの特別なお参りでなければ、 正装する必要はありませんが、 汚れた服やラフすぎる格好は好ましくありません。 ●車は社殿に向かって停める。 ちょっと細かい話ですが、駐車場に車を停めるときは、 社殿の方向に向かって停めます。 これは神様に背を向けないためです。
●その他のマナー ・ 参拝の時は脱帽し、サングラスなどは取ります。 ・ 境内の草木や石などを持ち帰るのはNGです。 ・ 境内での喫煙は、決められた場所以外では厳禁です。 ・ 境内は原則的にペット禁止です。 ・ 大声ではしゃぐなどは慎みます。 いかがでしたか? 知っている人は当たり前に知っていても、 意外と知らない人も多いかもしれません。 神社参拝の作法とマナーは、今回で終わりです。 神社参拝の正しい作法の3回目は、 「拝礼(二拝二拍手一拝)」の作法です。 正しい作法はちょっと細かいので、 慣れないと難しく思うかもしれませんが、 意味を正しくとらえれば、流れるように自然にできますよ (^^ ■正しい拝礼の作法 参拝における拝礼は最も重要な作法です。 神社の拝礼には、拝殿の前でお賽銭を入れて拝礼をする「一般参拝」と、 普段は一般参拝でよいですが、大願祈願をするときや人生の節目では 神職にご依頼をして正式参拝をされるとよいでしょう。 また、神社や神道の流派によって、様々な参拝の作法がありますが、 ここでは最も一般的な「一般参拝」の作法を紹介します。 ●1.一礼をして賽銭を入れる 鳥居や参道と同じように、神様の正面を避けるためです。 拝殿の前に立ったら、帽子やサングラスは取り、浅く一礼します。 賽銭箱の前まで進み、賽銭を丁寧にそっと入れます。 賽銭を投げ入れするのは大変失礼にあたるので、厳禁です。 賽銭には、お供えの他に、ケガレを銭に移して祓う意味もあります。 ●2.鈴を鳴らす 鈴の音は清々しく神秘的なものとして、 音霊で場を祓い清め、神様をお呼びする意味があります。 ●3.二拝二拍手一拝する 直立の姿勢から背筋を平らに伸ばして腰を90度に深く折り、 2回頭を下げます(二拝)。 両手を胸の高さに合わせ、両手を左右に肩幅くらいに離して 2回拍手を打ちます(二拍手)。 拍手のときは、右手を指関節一つ分くらい少し引いて、 左手の平を少し丸めると、パンとよい音が出ます。 打つときは右手を少しずらし、 打ち終わったら元の合掌に戻します。 手を合わせてお祈りをし(感謝や祈願)、 最初と同じように深く1回頭を下げます(一拝)。 ※神社によっては拍手の回数が異なるので、注意書きに従います。 (出雲大社、宇佐神宮、弥彦神社などでは二拝四拍手、 伊勢神道では四拝八拍手など) ●4.一礼をして神前を離れる 最後に浅く一礼をして神前を離れます。 次回は、参拝時のマナーを紹介します。 神社参拝の正しい作法の2回目は、「手水」の作法です。 正しい作法はちょっと細かいので、 慣れないと難しく思うかもしれませんが、 意味を正しくとらえれば、流れるように自然にできますよ (^^ ■手水の作法 ~ 手水で心身を清める 参道に手水舎(てみずしゃ、ちょうずや)があります。 これは、心身のケガレを祓い清める「禊祓(みそぎはらえ)」の 儀式を簡略化したもので、神前に参拝する前に心身を清める作法です。 イザナギ命が黄泉の国から戻ったときに 水に浸かって禊祓をしたのが起源ですね。 昔の人は清流の川や湧き水に全身浸かって心身を清めていましたが (その場所を御手洗場(みたらし)といいます) それに代わるものとして、手水舎でミソギをしている訳ですね。 ★手水のポイント ・一連の動作は、ヒシャクにすくった「一杯の水」で行います。 二度汲みはしません。 ・ヒシャクに直接口をつけてはいけません。 ●1.左手を清める 手水舎の前で浅く一礼します。 右手でヒシャクを持ち、水がたまった水盤から水を汲みます。 左手に水をかけて洗い流します。 ●2.右手を清める ヒシャクを左手に持ち替え、右手に水をかけて洗い流します。 再びヒシャクを右手に持ち替えます。 ●3.口をすすぐ 左の手のひらに少量の水をため、それを口に含んですすぎます。 左手にもう一度水をかけて、洗い流します。 ●4.ヒシャクの柄を洗い流す ヒシャクの柄を下にして立て、ヒシャクに残った水で柄を洗い流します。 ヒシャクを元の位置に伏せて戻します。 最後に、手水舎の前で浅く一礼して終わります。 濡れた手は持参したハンカチやタオルできれいに拭きます。 次回は、「拝礼(二拝二拍手一拝)」の正しい作法を紹介します。
|